■NEWS - 詳細記事
●日経平均反落、米系年金などの押し目買いで1万円は維持[東京 15日 ロイター] 東京株式市場で日経平均は小幅に反落したが1万円は維持した。アジアや米国など海外の主要市場が休場のため動きにくい展開で、取引も低調だった。
ヘッジファンドは戻り売りだったが、米系年金や国内アセットマネジメントなどによる押し目買いも入り、前営業日終値を挟んでもみあった。手掛かり難で上値を追いづらく、上値、下値とも限定的だった。10─12月期の実質国内総生産(GDP)1次速報が改善を示したものの、中国の金融引き締めや欧州の財政問題などの懸念もあり株買いにはつながらなかった。
東証1部騰落数は値上がり484銘柄に対して値下がり1030銘柄、変わらずが163銘柄だった。東証1部の売買代金は9701億円と1兆円を割り込んだ。
中国や台湾などが旧正月、また米国がプレジデンツデーと、主要な市場が休場で参加者が少なく、動きにくい展開。株式市場は手掛かり不足のなか、方向感がなく小安い値動きだった。序盤はトヨタ自動車<7203.T>売り/ホンダ<7267.T>買いといったセクター別のリバランスがみられた。また、ヘッジファンドの戻り売りで全般的に弱含んでいるが、米系年金や国内アセットマネジメント、生保など一部機関投資家の押し目買いから日経平均は1万円を維持した。
トヨタに関しては、足元で弱含みとなっているが、個人投資家の下値での押し目買い意欲は強い、と国内証券の株式トレーダーはみている。ホンダの買いは引けにかけて失速。一方、地銀が保有する株式の含み益が膨らんでいるもようで、期をまたいで保有するか、年度末に向けて益出しするかが今後の焦点という。川崎汽船<9107.T>が12日、公募増資で新株を発行し、約346億円を調達すると発表したのを好感し、買いが先行。海運株をけん引した。
また、東京エレクトロン<8035.T>やアドバンテスト<6857.T>も序盤から買われた。手掛かり難のなか、前週末の米株式市場で、ダウ工業株30種、S&P総合500種が下落した一方、ナスダック総合指数が上昇したのを受けた動きと邦銀系の株式トレーダーは指摘する。ナスダックは、ハイテク株に安値拾いの買いが入り、上昇して取引を終えた。
個人投資家については、トヨタなどへの押し目買い意欲が旺盛とみられている一方で、新規上場や公募増資に備える動きも観測されている。三井住友フィナンシャルグループ<8316.T>が年明け直後に、年度内2度目となる大型増資を発表。邦銀系の株式トレーダーによると、個人投資家は換金売りなどで得た利益でさらに新規公開などに向けて準備を進めていると指摘する。
一方、朝方発表されたGDPは改善を示したが、株買いにはつながらなかった。日興コーディアル証券シニアストラテジストの河田剛氏は「足元でドル/円が90円台へと円安に振れていることから、きょうは輸出株中心に買われている」と指摘。ただ「依然として海外の不透明要因が残っているので、方向感が乏しい。中国は預金準備率再引き上げを発表したが今週は休場で反応を見極めにくく、ギリシャ問題なども先送りされた形で、全般的に方向をつかみにくい」との見方を示した。
10―12月期GDPは、実質成長が前期比プラス1.1%、年率換算プラス4.6%となり、3四半期連続のプラスとなった一方、デフレーターが前年同期比マイナス3.0%、国内需要デフレーターが同マイナス2.9%だった。
(ロイター日本語ニュース 吉池 威)
日経平均 日経平均先物3月限
終値 10013.3 (-78.89) 終値 10010 (-90)
寄り付き 10097.82 寄り付き 10090
安値/高値 10012.53─10119.47 安値/高値 10000─10120
出来高(万株) 167961 出来高(単位) 42511
| トップニュース | ビジネス | スポーツ | エンタテイメント | テクノロジー | ワールド |
(C) 2006 INTERUSH INC.
All Rights Reserved.